皆様こんにちは。奈良県香芝市の中平矯正歯科クリニック院長の中平です。
だんだんと春めいてまいりましたが、まだまだ寒い日もありますね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
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さて、去る3/17日は歯科医師国家試験の合格発表でした。
今年の合格率は65%!
という話を受付さんにすると、
「半数以上も合格するなんて、かなり合格率高いんだねぇ」
と言われてしまった・・・いやいや(浅はかですよ)!!
歯科医師国家試験は歯学部で6年間勉強してきた歯科大生(と元歯科大生)のみが受けられる試験。
それに、国試に落ちた歯学部出身の学生さん(や元学生)は、一般企業への就職も難しいでしょうから、
歯学部に入学した時点で、歯科医師になるしか道は残されていないのです!!
それなのに合格率65%って、残りの35%に入ってしまったらどうしろと?(→ニート?)
しかも、この合格率65%すら真の合格率ではないのです。
国試合格率を気にしない大学(国公立大と一部の私立大)は成績の悪い学生にも試験を受けさせますが、
そういうわけにはいかないほとんどの私立大学(国試の合格率は大学の経営を左右するのです!)では、
成績の悪い学生さんは、なんと!!
国試を受けさせてもらえないのです!
(留年させられたり、国試当日に卒業試験を受けさせられたり)
恐らく、仮に6年生全員が国試を受けたとしたら合格率は50%を切ってしまうのではないでしょうか?
もっとも、真の合格率がどの程度なのかは、いまだ闇の中ですが・・・
当然、一生、歯科医師になれない方もいるわけで・・・
もし皆様の周りに、異様に(!)歯に詳しい一般人がいたら、
それは歯学部出身の元学生かもしれません。