スタッフBLOG

2017.03.25更新

皆様こんにちは。奈良県香芝市の中平矯正歯科クリニック院長の中平です。

だんだんと春めいてまいりましたが、まだまだ寒い日もありますね。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

さて、去る3/17日は歯科医師国家試験の合格発表でした。

今年の合格率は65%!

という話を受付さんにすると、

「半数以上も合格するなんて、かなり合格率高いんだねぇ」

と言われてしまった・・・いやいや(浅はかですよ)!!

 

歯科医師国家試験は歯学部で6年間勉強してきた歯科大生(と元歯科大生)のみが受けられる試験。

それに、国試に落ちた歯学部出身の学生さん(や元学生)は、一般企業への就職も難しいでしょうから、

歯学部に入学した時点で、歯科医師になるしか道は残されていないのです!!

それなのに合格率65%って、残りの35%に入ってしまったらどうしろと?(→ニート?)

 

しかも、この合格率65%すら真の合格率ではないのです。

国試合格率を気にしない大学(国公立大と一部の私立大)は成績の悪い学生にも試験を受けさせますが、

そういうわけにはいかないほとんどの私立大学(国試の合格率は大学の経営を左右するのです!)では、

成績の悪い学生さんは、なんと!!

 

 

 

国試を受けさせてもらえないのです!

(留年させられたり、国試当日に卒業試験を受けさせられたり)

恐らく、仮に6年生全員が国試を受けたとしたら合格率は50%を切ってしまうのではないでしょうか?

もっとも、真の合格率がどの程度なのかは、いまだ闇の中ですが・・・

当然、一生、歯科医師になれない方もいるわけで・・・

 

もし皆様の周りに、異様に(!)歯に詳しい一般人がいたら、

それは歯学部出身の元学生かもしれません。

 

 

投稿者: 中平矯正歯科クリニック