スタッフBLOG

2017.05.22更新

皆様、こんにちは。奈良県香芝市の中平矯正歯科クリニック、歯科衛生士のIです。

日に日に夏に近づいてきましたが、皆様、いかがお過ごしですか??

 

今日は数日後に親知らずの抜歯があるので、

親知らずについてお話しします。

親知らずは必ずしも抜歯しないといけないものではありませんが、

矯正する方にとっては必要となります。

 

親知らずには種類があり、普通に生えているもの、

半埋伏のもの(※)、完全埋伏のもの(※)があります。

(※)半埋伏・・・親知らずが半分骨に埋まっており、半分歯茎の上に出ている状態

(※)完全埋伏・・親知らずがすべて骨に埋まっている状態

 

その中にも垂直(縦向き)と水平(横向き)があり、

私は、4本あるのですが、すべて完全埋伏の水平です。

なかなかややこしい親知らずたちです(笑)

 

まず、なぜ親知らずを抜歯しないといけないか!

①親知らずが噛み合わず歯肉や頬が傷つく

②半埋伏の場合など虫歯や歯周病を引き起こす

③親知らずの周りに嚢胞ができる

④横の歯を押して歯並びに悪影響を及ぼす

といった理由が挙げられます!

じゃあ、生えてくるな!と思いますよね(笑)

 

では、なぜ生えてくるのでしょうか?

太古の昔は、木の実や生の肉など固いものが中心の食生活だったのでよく噛む必要があり、

顎の骨が発達しており、親知らずが生えてくるスペースが十分ありました。

 

一方、現代の食生活では子供のころから柔らかいものを食べることが多くなりました。

これに伴ってよく噛むという習慣も薄れ、顎が十分に発達しなくなり、

親知らずのスペースが足りなくなり、きちんと生えなくなるケースが増えてきました。

 

ということは、生えてくるのが悪いのではなく、

噛まなくなった私たちが悪いのです。

親知らずに罪はありません!(笑)

むしろ、抜歯後は小顔になるといわれたり、

親知らずを違う歯の代用に使われたりして、いいこともあるのです!

 

親知らずの抜歯は多少の痛みと晴れが伴いますが、

小顔になると信じて頑張りましょう!(笑)

 

ちなみに、噛むということは脳を活性化させたり

唾液がたくさん出て虫歯や歯周病の予防になったり、

消化が良くなり、ダイエットになったり、

そして、顎を発達させ、歯のはえるスペースを確保し、

綺麗な歯並びにもつながります!

 

一回に50回が理想ですが、

まずは30回噛んで食べることを意識してみましょう!

投稿者: 中平矯正歯科クリニック