皆様、こんにちは。奈良県香芝市の中平矯正歯科クリニック、受付Kです。
今日は院長が患者さんに何気なく使っているにもかかわらず、
「それじゃ伝わらんでしょ」とKが内心突っ込んでいる歯科用語その①である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
院長は祖父、父、叔父、兄が全員歯医者という歯医者一家であり、
小さい頃から歯科用語に慣れ親しんでいるようである。
なので、一般的な言葉と歯科用語をたまに混同している。
例えば「吸収する」。
「吸収する」とは一般的には他動詞である。つまり、
「シートが熱を吸収する」
「骨がカルシウムを吸収する」
といった具合に目的語が必要である。
当然、「シートが吸収する」「骨が吸収する」では意味が通じない。
ところが、歯科用語には自動詞の「吸収する」が存在するのだ。
しかも院長はそれを歯科用語だとは認識していない。
従って、患者さんへの説明は以下のようになる。
院「レントゲン見ると、この乳歯の根っこがちょっと吸収してますね」
患「根が何を吸収するんですか?」
院「いや、根っこが吸収してます」
患「???」
今後、当院へおいでくださる方のために説明しておくと、
ここでいう「吸収する」は、どうやら「溶けてなくなる」くらいの意味である。
歯の根っこが何かを吸収するわけではないのでご注意を!
ちなみに、乳歯の根っこが吸収し始めたら、乳歯が抜ける日が近づいてきます